不景気とホームレス
ホームレスは、ホームレス自身の個人的理由に加え、不景気、地域コミュニティの希薄化などの社会的要因が絡み合って生じるものです。
ホームレス問題の解決には福祉、就労、住宅、保健、そして医療などの分野にわたって総合的に取り組むことが必要とされています。
都ではは、特別区と共同してホームレス対策に取り組んでいるそうです。

ダンボールハウスなどホームレスの家の中には、非常にきっちりとしたものやカラフルな清潔感のあるものもあります。
ホームレスの性格もあるのでしょうが、入口もしっかり設け、どこかしこに工夫やおしゃれな装飾が施されたりと、何か信念を持ってホームレスをしているのかと思わせるところもあります。
アルミ缶の回収はホームレスの大きな収入源ですが、最近はアルミ缶も再生資源であるとして勝手に持っていくことを禁じている自治体が増えてきました。
粗大ゴミも有料化が進み、ゴミ券と呼ばれるシールの付いたものを勝手に持ち去りますと窃盗罪に問われる場合もあります。
ですから、有料化していない地域に行くとか、普通のゴミの中から小物を丹念に探す、あるいはゴミ券を貼らずに捨ててあるものを探すことになるわけです。
『ダンボールハウス』という本が出版されています。
これは、ホームレスの人たちが雨露をしのぐために、手近にあるダンボールなどの材料を使って短時間で作り上げた小屋について、建築という専門家の視線から詳細にまとめあげられたユニークな本です。
大学で建築学を専攻していた著者は、名古屋市の中心部でホームレスの人たちが建てたダンボールハウスに興味が湧きき、卒業論文のテーマとして研究をはじめたのだそうです。
都の調査によりますと、ホームレスの人たちも、かつては6割以上が正社員などの安定した職業に就いていたようです。
1割を超える人たちが持ち家がありましたが、社宅や寮、住み込み先など職と住が一体の住居だった人が4割もおり、失業や転職と同時に住居も失う可能性をはらんでいたということです。
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