バブル経済崩壊後
バブル経済の崩壊後、働く場所と住む家を失った労働者が、都会の路上や公園で野宿する姿をよく目にするようになりました。
ホームレスと呼ばれるこういった人たちの存在が、社会問題化して時間が経過しているのにもかかわらず、国は抜本的な対策を講じていません。
小泉政権が進めていく構造改革のおかげで、多くの失業者が出ましたが、現在の鳩山政権におきましても、バラマキはするけれども、もっともホームレスを救済できる対策、つまり景気回復の対策が頓挫しています。

ホームレスが増大する社会的背景には、産業構造の変革や非正規雇用の拡大、家族単位の縮小や分解、あるいは社会保障システムの脆弱性などがあります。
2003年の厚労省調査によりますと、ホームレスになる直接的な原因は、仕事の減少(35.6%)、倒産・失業(32.9%)など仕事に関連したものが多くなっています。
前職として建設業などの日雇労働に従事していた者も約4割存在しているということですが、やはり公共事業が減ったことが影響しているのでしょう。
いくつもあるダンボールハウスを見ていますと、それぞれの個性と言いますか、オリジナリティな表情が分かってくると言います。
材料や構造といった基本的なことは同じです、手に入れられる資材、立地の地形、周囲の環境、また家主の生活スタイルや考え方によって、外観も内部も個性的に作られているということです。
ホームレスの中で働くことを望まない人たちの理由は、多くが健康問題を抱え、野宿生活が長くなるにつれて、体の不調を訴える人の割合が急増しています。
東京都は冬期臨時宿泊施設の入所者に検診を行っているのですが、これにより高血圧や糖尿病など生活習慣病や結核などの感染症に罹っている割合が、都民平均よりもはるかに高いことが明らかにされています。
ヤミ金融被害によってホームレスにならざるを得なくなるケースもあります。
それぞれ国ごとにホームレス事情がありますが、日本の路上生活者と共通するところもあるようです。
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